MATLABのfigureコマンドで作成したウィンドウは全て同じ場所に生成されるため、グラフが増えてくるとそれをマウスで1つ1つ並べる必要があり、面倒です 。そんな手間を自動化するアドオンGridfigureをご紹介します。
Gridfigureで出来ること
コマンドウィンドウ、またはプログラム内で
gfigure
というコマンドを実行すると、その時点で開いているfigureウィンドウが次のように画面に並べられます。

インストール方法
MATLABのアドオンエクスプローラからインストールできます。

検索ウィンドウに「gfigure」と入力するとGridfigureが一番上に出てきますので、それをインストールします。これで、どこからでもgfigureコマンドが使用できるようになります。

こちらのアドオン、中身は普通のMATLABプログラムなので、「あまり環境を汚したくない」「最小構成でまずは試したい」という方は、こちらのページから直接ソースコードをダウンロードし、それをPATHの通った場所に置いても使えます。
使用方法
次のように、使用するモニター/ウィンドウの横幅/ウィンドウの縦幅を指定すると、その通りにウィンドウが自動で並べられます。
% gfigure disp [使用モニター番号] [ウィンドウ横幅] [ウィンドウ縦幅] gfigure disp 1 550 450
以降、
gfigure
と入力するだけで、最後の設定で並べられるので便利です。
ただし、MATLABを終了すると設定はリセットされてしまいます。常にお好みの設定を使用するために、startup.mファイルを利用した自動設定を利用するとよいでしょう。
startup.mは、MATLABの起動時に自動的に実行されるスクリプトです。 お好みのgfigure設定をstartup.mに記述し、MATLABの起動時に開かれるフォルダ (デフォルトだとDocuments/MATLAB) に配置しておけば、MATLABの起動時に自動で設定してくれます。
とても便利で助かっているアドオンです。製作者さん、ありがとうございます!
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